2006年のベストセラーになった「ウェブ進化論」(梅田望夫著)を手にしたのは、今年になってからの事でした。一度読んだときは、あまりにも衝撃的で、しばらくは頭の整理ができず感想を書こうという気も起こらなかった。
とにかく今、インターネット(この本の中では「あちら側」と言われている)の世界では、これまで見たことも、経験したことも無いような事が起きはじめていることなのです。
インターネットに対する期待感は90年代に商用利用されはじめた当初から高いものがあったし、実際、その実用性についてずいぶん試されてきたのもその頃からだった。
しかし当時の通信回線は細く、今なら使えただろうサービスも時期尚早などといわれ、多くのサービスが出現しては消えていった。
そんななかで現在隆盛を誇っているのが、検索サービスのYahooやGoogleでありショッピングサイトの楽天やアマゾンなどです。
これまでは、インターネットの役目といえば、あくまでもリアルな「こちら側」の世界を便利にするための道具として利用されてきました。
BtoBやBtoCなどの商取引におけるネット通販サイトなども、基本的にはリアルの延長線上であり既存の電話やファックスにチャンネルを追加した形で発展している。
このような使い方はインターネットの特異性を充分に活かしているとは言えなかった。
ところがここにきて、「Web2.0」という概念に包括されているサービスが出たことによって、インターネットの可能性が一気に広がりつつあるのです。
その主なものが、企業ならGoogle、Amazon。 情報ツールならブログ。 コミュニティサービスならSNSといったツール類です。 その共通キーワードが「あちら側」ということになる。
つまり自分のローカル環境のパソコンにソフトやデータを置くのではなく、ネットにさえ繋がっていればどこからでも利用可能な環境下でネット上のあらゆるソースを選択して利用出来、さらに一歩進めて言えば、そこに住み着き、収入を得、生活が可能になるというものだ。
特にWeb2.0の代表的サービスであるブログは、簡単に安くといった情報技術の発展(チープ革命)の恩恵を受け、これまで情報発信したくても出来なかった層(非技術系)に多くの利用者を増やすことに成功した。
これによってCGM(Consumer Generated Media)という「消費者生成メディア」(口コミ)の仕組みをサイト内に持たせ成功している企業が増えている。
まだインターネットのサービスは始まったばかりといっても過言でなく、これからどのようなマーケティングツールが登場するかわからない。
ただ確かなことは、今後これ抜きにマーケティングを考えることは出来ないということです。












