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Web2.0でマーケティングが変わる!

「Web2.0」という言葉はご存じでしょうか?

昨年頃からこのキーワードをタイトルに使った本が、本屋さんにはIT関連コーナーだけでなく経営書のコーナーにも置かれているのでご覧になったことがあるかもしれません。
「Web2.0」が今マーケティングの世界を変えつつあるということについて書いてみます。

 かつては「インターネットはよく分からないから使えない。使わない。」とおっしゃる経営者が結構多くいらっしゃいました。 しかし、インターネットはこの10年でIT技術に詳しい人から、技術のことなどほとんどわからないという人にまで普及してきました。

インターネットの仕組みに詳しくなくても、メリット、デメリットさえ認識すれば、こんな便利なツールはありません。
例えば、携帯電話を使っていている人が、無線通話の仕組みを知っているのかというと、ほとんどの人がそんなことは知りませんし、知る必要もありません。 携帯電話があれば、どこにいても離れた相手とコミュニケーションが簡単に出来る。それも安く。ただそれだけです。
インターネットだって同じです。

インターネットの世界でも、90年代のはじめは一部のコンピュータ関連企業(当時はITという言葉すら無かった)や大学など研究機関で使われていただけでした。その頃はインターネットを使うには、確かにパソコンやネットワークの知識を必要としていました。

それから年々ソフトとインターフェイスの改善が進歩し、とくに2000年以降、回線の高速化や携帯電話の普及なども相まって、インターネットは安くて簡単で、とてつもなく便利な道具として認識されるようになったおかげで、これまでパソコンとは無縁だった非IT技術系のなかにも一気に浸透してきました。

このように、かつてインターネットが生まれ、何とかメールが使え、PCに詳しい人がホームページで情報発信が可能になった90年代のネット創生期の過程を「Web1.0」とするなら、現在のように一方向から情報を受けるだけでなく、誰でも簡単にインターネット上に情報発信出来るようになった状況を総称して「Web2.0」とよんでいるのです。
(これに真似て、さまざまなパラダイムシフトを○○2.0と表現し使われています)

「Web2.0」による変化には3つの要素があります。

1.利用者の参加
ブログ(web+log)の登場によって安いコストで簡単に情報発信が出来るようになり、多くに人に門戸が開放されました。
さらにソーシャルネットワークサービス(SNS)によって、一定の仲間に限定した使い方も出来るようになったのです。
これまでも日記や掲示板サイトのように似たようなサービスはありましたが、コメントやトラックバックなど強力なリンク機能は、やはりブログの比ではありません。

私が思うにブログは「Web2.0」の中心的存在だと考えています。まさに「インターネットマーケティングのパンドラの箱」といったところでしょう。
これを開けたことで、爆発的にサイト数が増えて、これまで川上から川下へと流れていた情報が、逆流していくケースがドンドン増えてくると考えられます。

2.集合知
またWeb2.0的サイトも次々とサービスを提供しています。

ウィキペディア(Wikipedia)という百科事典のサイトでは専門家でなくても記事作りに参加できるのです。
従来の辞書作りといえば、専門家数名で長い時間をかけて作られていたようですが、このサイトでは自分が詳しい分野に自由に書き込み出来るようになっており、多くの人が常に追記しながら日々更新され続けています。
永久にベータ版なのです。

エリック・シュミット(米Google社の会長兼最高経営責任者)は「集団は個人より賢い」という言葉で集合知のすばらしさを表現しています。

私はアマゾン(amazon.co.jp)をよく利用しますが、本を購入する際、商品の説明だけでなくカスタマーレビューに目を向けます。
そこには、すでにこの本を読んだ人たちの感想が書かれています。他人の考えはさまざまですが、一応の判断材料として結構参考にしています。

まだ体験はしていませんが、自分が読んだ本の感想もレビューとして投稿出来るようになっています。

まさに「ネット口コミ」です。かつてのリアルな口コミを「口コミ1.0」とするなら「口コミ2.0」ですね。
ますますインターネットがマーケティング革命をおこしていることを実感します。


3.情報の流通性拡大
多種多様な情報が大量に蓄積されたことで重要なことは、その中から自分に必要な情報を取捨選択していくことです。
そこで注目されているのがYahooやグーグルなどの検索サイトです。
ついこの間までは、テレビCMでは、ドメイン名が表示されていましたが、最近のものはほとんど検索枠に商品名を入れてボタンを押すように則しています。
ユーザーにとっても、長いアドレスを入力するより品名で検索したほうが簡単なことは言うまでもありません。

つまり、検索上位にヒットすることが今後ますます重要になってきたということです。

グーグルの最高経営責任者、エリック・シュミットは「世界中の全ての情報を整理する」と豪語しています。
検索エンジンもこれまで以上に検索精度があがり、使いやすくなっていくことでしょう。


このようにインターネット技術が人間に優しくなった事をベースに、マーケティング手法にも変化がおきてきました。

経営者の皆さん。あなたは「社長1.0」から「社長2.0」へと変化しているでしょうか。

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馬場口 一利 

(有)正文堂 代表
熊本商工会議所ITエキスパート くまもと商売繁盛クラブ 会員
CALS/ECインストラクター
OCPビジネスプロデューサ


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