今回は、2008年のインターネットマーケティングのトレンドがどうなっていくのか、私見たっぷりに書きたいと思います。
1.まずデバイスとしては、「ケータイ」に注目
2007年末に契約数がほぼ1億台に達し、消費者へ手軽にリーチ出来る媒体としてのポテンシャルは相当高いといえます。
私は、昨年まで屋外からPCでインターネットに接続するためにNTTドコモのPHSカードを使っていました。
ところが、このサービスが2008年1月7日に終了するというので、何となく解約するしかないかと思っていたのですが、解約案内をよくよく見ると、解約者への特典として、「ドコモのケータイならどの機種でも無料で交換します」というサービスが付いていたのです。
時、折しも最新機種905iシリーズが出たばかりで、「どうせなら新しい機種に」ということでSH700iからF905iに乗り換えました。
これまでケータイ自体、PCの補助デバイス位(所詮メール端末)にしか考えていなかった私は、正直その進化にハマッてしまいました。
従来からのインターネット端末機能はもとより、テレビ(ワンセグは乱れない)、音楽(FM送信機能が嬉しい)、カメラ、GPSなどかなりレベルが上がっています。
画面(3.2インチ)が大きくなったことで、特に画面サイズを必要としていたサービスが生きているようです。
ビジネス面での活用として、打ち合わせの会話を収録するボイスレコーダーにもなるし、PDFデータも閲覧できるので、そのうちプレゼンもPCではなくケータイでできるのではなどと思ってしまいます。
iアプリ(iモード対応携帯電話用のソフトウェア)も現状ではまだゲーム中心で、一般的なビジネス関連ではもう一歩という気がしますが、グループウェアなどが活発に使われたり、業種によっては専用ソフトが活用されており、さらなる進化に期待できそうです。
また、このような作業データを保存するメモリも1G~2Gとケータイとして充分な容量が使え、メディアの価格も半年前と比べると半額以下になっているようなので、今後マーケティングの対象としてケータイという媒体は絶対無視できないと思います。
2.「さらなるクチコミニュケーションの発達」
ブログやSNS、ショッピングサイト内レビューで増大するクチコミマーケティングですが、大企業などでは「2008年はクロスメディア活用が増える」と予想されています。
まず静かにネット動画などを用いたバイラルキャンペーンからはじめ、ブログで噂が広まった段階でテレビCMを流し、それを見た人がブログに書き込む、またそれを読んだ人がまたブログに書き込んだり、動画を見るという「循環」を作り出す仕掛です。
小さな企業ならテレビCMはさておき、低コストで利用できるブログや動画配信などと、チラシをセットで活用するクロスメディアで考えていきたいところです。
3.SEM(サーチ エンジン マーケティング)
Web2.0時代に本格突入した昨年、各社のテレビCMの最後には「○○→検索」というように、商品やサービスの詳細はネットで確認させる流れが一般的になりました。
それにより、中小企業のサイト管理においても検索キーワード設定の重要性はよく知られるところとなり、検索上位表示のための施策についての要求はふえています。
ただし忘れてならないのは、せっかくお越しいただいたユーザーをお迎えできる体制(デザイン、魅力、コンテンツ等)が整っていなければ成功とは言えないということです。
定期的にアクセス状況を確認し、必要に応じたコンテンツの見直しを行うことが基本です。
グーグルなどの検索エンジンは高機能化し、下手な仕掛けでの上位表示対策は命取りになりかねません。
ここは、原点に立ち返り、お客様に役立つコンテンツを継続的に発信することを考えていきたいところです。
4.サイト作りにおけるコンセプト・デザイン・コストのバランス
これは今年弊社がサイト制作会社として強化したい分野です。
ビジネス戦略からはっきりとサイトコンセプトを導き出し、インターネットの道具としてユーザビリティ(使いやすさ)を考慮したデザインに落とし込む作業です。
戦略立案からPCやネットワークの知識、デザイン、また上記したようなITマーケティングなど今や、サイト作りに必要なスキルの守備範囲は驚くほど広がっています。
1社で全てを満たすことは容易ではありません。
より良いサイト作りには、各分野の方々に協力いただくこと、そしてクライアント様と信頼を築いていくことしかありません。
今年もなにとぞ宜しくお願いします。