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ケータイマーケティングへの道

ケータイを使ったマーケティングについては、かなり以前(iモード1999年2月サービス開始以後)からその可能性が語られてきました。
ソフトバンクの孫氏は、今年6月の株主総会で「2008年は、モバイルインターネット元年である。それには、3つの理由がある。ケータイのCPUの速度が大きく進展したこと、通信速度が375倍になったこと、画面の精細度が約24倍に高まったこと。インターネットを見るのに適した技術的要素が揃ったといえる。」と述べています。

既にケータイは、生産年齢人口(15~64歳)のほぼ全員が持っているモノになっており、活用に成功した一部の企業では無くてはならない媒体に成長しています。

Cellphone_subscriber.jpg
                    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


私はといえば、1年ほど前までケータイ活用に関してあまり興味がおきなかったのです。

もちろん新しい機種に交換した時は、操作をマスターするため一時的にあれこれ触りまくるのですが、パソコンと比べると、画面の小さいことや文字入力の面倒さがネックになってしまい、結局通話以外ではあまり使わないという状態でした。
所詮私にとってメインのIT機器はパソコンで、ケータイは数ランクしたのサブ機でしかなかったのです。

ところが、今年になって「パソコン=IT機器の王道」というのはパソコンを先に使いはじめた者の潜入感でしかないのかもしれないと感じ始めました。

確かにパソコンは画面が広いため一度に表示される情報量も多く見やすく感じます。また文字入力も一旦キーボードに慣れてしまえば、早くラクにおこなえます。
特にビジネスシーンでの効率化を考えると、Webサイトのブラウジングやその他の業務作業にはケータイよりパソコンのほうが圧倒的に優位なのは間違い有りません。

ただし、パーソナルを目的とした場合で考えてみると、ケータイに様々なメリットが浮かび上がってきます。
・ハードの価格が安い。
・いつでもどこでも使える
・いつも身体の近くにある。
・インターネット+多機能(カメラ、TV、クレジット、ナビ、ミュージック、ゲーム)


あの小さい端末にこれだけの可能性が含まれているわけです。
パソコンと比較すること自体無意味ではないかと思ってしまいます。(パソコンにとってケータイのメリットは全てデメリットになりかねないのですから)

先日、ある知人が引越を考えていて物件の下見に行ってきたと話していましたが、そんな不動産情報を探すために使ったのはケータイだったそうです。
そもそも自宅にパソコンは無くキーボード操作もできないと話していました。ですからその知人がインターネットが使える情報端末はケータイしかないのです。

また、私がお伺いしたお客様宅で新しいパソコン購入の必要性が出てきました。そしたらそこの30歳台の奥様がケータイを取り出すと素早く「ジャパネットたかた」のサイトに接続し、「この性能でこの値段なら」と言いつつ注文していました。

もうそんな時代なのですね。

最初パソコンに触れ、キーボードから文字入力した苦労を思い出してみると、よほど現在のケータイの文字変換のほうが優れています。

パソコンよりケータイを先に手に取った人からすれば、ケータイこそメインのパーソナルIT機器なのです。

個客化への対応が求められているマーケティングにとって、ケータイは確実にその優位性の距離を縮めていることを感じます。

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馬場口 一利 

(有)正文堂 代表
熊本商工会議所ITエキスパート くまもと商売繁盛クラブ 会員
CALS/ECインストラクター
OCPビジネスプロデューサ


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