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「アクセス解析はじめの一歩」

中小企業のITマーケティング活用情報 45号 

「アクセス解析はじめの一歩」

前回に引き続き、Googleが提供しているクラウドサービス「アナリティクス(Analytics)」というアクセス解析サービスを紹介します。

もともとアナリティクスは、世界中の大規模サイトで導入の実績があった「Urchin」という有料アクセス解析ソフトをベースとしており、グーグルが買収し無料で提供しているサービスです。

アクセス解析というと「何だか難しそう」「ITの事は担当者に任せてるので」と敬遠されるかもしれませんが、少し考え直して欲しいのです。

そこに必要なのはIT技術の知識レベルではなく、サイト訪問者の動きや心理を想像し、より良いサービスを提供しようとするサイトオーナーの「商い」に対する想いの大きさであり、自社サイトを「顧客接点」(コミュニケーション)の場と考え、集客や、問い合わせ等を増やすために運用されておられるサイトオーナーの熱意なのです。

現在私たちが何かに関心を持ったとき、まずインターネットで検索します。
という事は、「Webサイトはユーザーの問題解決のツール」でなくてはなりません。

「パソコンを買いたい」「ホテルやお店を探したい」「チケットを取りたい」など様々なユーザーが抱える問題に対し、Webサイトはユーザーの視点に立った情報を準備し、問題解決しやすいような導線を考えたページ構成にする必要があります。

しかし、多くの企業サイトは企業が伝えたい情報の羅列だとか、企業が一方的に想定したユーザーの問題に応えているだけというサイトだったりします。

どうしても企業とユーザーの間には「立場の違い」から起こる相互間の情報差が発生しがちです。
サイトにおいてもそれを埋めていくには日々の努力が必要です。

それには、先ず第一に自社サイトの現状を確認する必要があります。
アクセス解析にはそのサイトの成果(ユーザーの動き)が数値で克明に書き出されてます。

蛇足ですが、
ユーザーの情報を得るためにアンケート調査として対面や郵送で書類に記入するケースがあります。
私も時々記入しているのですが、その場の雰囲気で、やや本心と離れる方に○したり、目の前の方に申し訳ないからと「大変良い」にチェックを入れたりすることがあります。
心理的に何らかのバイアスがかかっている状況です。
(その場の空気に左右される事ってありますよね)

その点極めてパーソナルな状況で利用されているインターネットのユーザーの動きは信憑性が高いと考えられます。
他人の目を気にしながらキーワード検索する状況なんて考えられないですから。

さてアクセス解析から得られる情報は

● 集客:訪問者数・訪問回数(ページビュー・セッション)
何がきっかけで、サイトにアクセスしてきたか

● 誘導元とキーワード(トラフィックサマリー)
検索エンジンでどんなキーワードを入力しているか

● 直帰率・離脱率(誘導率)
どのページをどの程度見たか

● 達成率(コンバージョン)
プレゼントキャンペーンやイベントに申し込んでいるか
店頭引換クーポンや資料をダウンロードしたか

まだ上記以外に出力されるデータはありますが、当初はこれ位のデータで充分です。

例えばサイト上でのイベントやキャンペーン。
またはリアルの催事やセミナーなど、日常とは違うイベントを計画する際にPDCAを意識しながら、どのように数値が変化するかを確認していくことからはじめてみましょう。

結局、私たちに求められるのは出力された数値を読み取り、次の一手を想像する力にほかなりません。
PDCA.gif

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馬場口 一利 

(有)正文堂 代表
熊本商工会議所ITエキスパート くまもと商売繁盛クラブ 会員
CALS/ECインストラクター
OCPビジネスプロデューサ


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