2010-07-31
7月 Web研究会の詳細報告
7月のWeb研究会では『ビジネスにもっと使おう動画サービス』と題して、
1部:動画の可能性、2部:動画マーケティングについて勉強会を行いました。
今月は1部についてレポートします。
1部「企業における動画の可能性」
テレビ番組、企業ビデオ、ブライダルビデオ制作
(有)オフィス・フォルツァ代表取締役 山口 由博氏
■映像の持つ力
最近テレビCMの仕事が減ってきた、その理由として
1.撮影に関わる制作コストは下がっても電波使用料が高い
2.CMそのものの訴求力が下がってきた。
CMのようなわずか10秒程度の間に伝えられることは限られている。
運動会を前に父兄にビデオ撮影講習会を行ったことがあるが、
家庭用のビデオカメラでもポイントさえつかめば見違えるほど見やすい映像になる。
■ビデオ制作のポイント
1.基本の持ち方
体に近づけ両手でもつ。体と両手の3点でカメラを固定しプレビュー液晶画面で対象物を確認する。
2.露出について
オート露出は便利な機能だが、逆光になると人の顔などは真っ黒になってしまう。
できればマニュアル露出を活用して欲しい。
手ぶれ補正をかけると画質が荒れるので出来れば使わずに、カメラを手持ちで撮影する場合、体を支える立木やカベを利用して撮影する方法もある。
3.編集
撮り貯めた映像を目的に従って時系列に並べ変える作業。この作業は自分で企業ビデオを作るには必須。
ほとんどのPCには既に編集ソフトがインストールされているので、初心者はそのソフトで充分。
■企業紹介ビデオについて
企業が商品やサービス紹介ビデオを作る場合は、まず何を発信したいのかが決まらないと撮影できない。
そして明確な撮影ポイントを1点にしぼる。
企業事例
・ハウスメーカー
社長が1人で営業していたが売上が伸びず、カタログとしてビデオ制作依頼をいただいた。
動画にて実績紹介し伝えたのはメーカーが考える家作りコンセプト、職人の腕の確かさ。
最近では年間18棟の受注が取れている。
・鉄工所
ダイオキシンが出ない大型焼却炉(1基600万円)の販売
CGによる構造説明と商品案内を制作し、YouTubeにアップした。
国内では全く反応が無かったが、おりしも北京オリンピックを間近に控えた中国から発注があり、その後数十台の販売され
るまでに至った。現在その鉄工所は上海の販売会社と契約し大きく成長している。
わずか20万円ほどの制作費でこれだけの効果が得られた。考えた以上に動画の威力を痛感したエピソードになった。
・釣具販売会社
年間予算1000万円程度でTVCMの依頼があったが、この金額では数回しか流すことが出来ず効果は期待できないと考えた。そこで釣りシーンをネット配信する企画に変えた。
ヒットしたウキが海面から引き込まれ、竿が弓なりになるシーンはファンにはたまらないらしく、このような表現は動画の醍醐味といえる。
・ブライダル
結婚式&披露宴は同日には配信して見ていただけるサービスが一般化しつつあり、制作側はスピード編集が求められている。
2次会ではモバイル利用の可能性があるので、環境次第では配信スピードなど不具合リスクまで気を配ることが重要。
■配信先をTVからネットへ移行するために
1.「つかみ」を意識した魅力ある映像制作(再生時間が無制限であってもこれは重要)
2.映像配信と同時に閲覧者がメッセージが書き込める環境(閲覧者レビュー)
すでにローコストで誰でも動画が配信できる環境が整っており、ビジネスへの動画活用はますます盛んになってくることは間違いない。
先ずは自社の戦略がどのように動画を結びつくのか検討し、実践の第一歩をふみ出して欲しい。

















