前回に引き続き、佐々木俊尚氏の著書「2011年新聞・テレビ消滅」を抜粋させていただきながら感想を書かせていただきます。
私の会社は現在Webサイト制作と事務用品の納品業を生業としていますが、2001年6月までは、創業した父のあとを引き継いで文具の店舗もやっていました。
ところが、数年さかのぼる90年代後半に登場した「アスクル」(プラス)というビジネスモデルが徐々に世の中を席巻するようになり、また、これまで当社のお得意先だったお客様も徐々にこのような文具通販に切り替えられていました。
圧倒的な商品力と物流システムの前には、街角の文具店が太刀打ちできるものではありません。
お得意先を引き留める唯一の方法はこのような文具通販の代理店になるしかないという状況です。
この流れを前回の「3Cモデル」に分類してみると
かつて
コンテンツ=文具品
コンテナ=文具問屋
コンベア=小売店
文具通販登場後
コンテンツ=文具品
コンテナ=アスクル、カウネット(コクヨ)、たのめーる(大塚商会)
コンベア=宅配便
以上急速に変化してきました。
このような変化を感じた当初、私は「このまま小売店をやっていけるのだろうか」という不安な思いでした。
しかしあるとき、「仕組みが変化したのだったら、私があえて小売店舗をやる必要は無い」と頭を切り替えました。
そこで、40年間続けてきた店舗を2001年に閉店することにしました。
もちろん文房具自体にはものすごく愛情を感じているのですが、趣味でやるのではありませんから「どこからでも手に入る様な商品の販売にしがみ付く必要はない」という考えに至ったのです。
この本では、マスメディア、コンテンツビジネスの大変革について書かれてますが、このような変化はかつて規制緩和などの対象となった、お米屋さん、薬屋さん、酒屋さんといった身近なところで実は10年以上前から起こってきたことに似ているかもしれません。
その当時でも、お金か知識が有ればホームページを持つことはできましたが、残念ながら現在ほど手軽に誰もが情報発信できる環境ではありませんでした。したがって、打つ手を発見出来ず、その業界から撤退を余儀なくされた企業も多かったでしょう。
さて話を戻すと、この本では「コンテナを制する者が世界を制す」いわゆるコンテナというプラットフォームを握った物が優位に立てるというわけです。
今コンテナを握っている企業が変化しているということです。
これからのコンテナホルダー
テレビ → Youtube
新聞紙面 → Yahooニュース Googleニュース
メジャーレーベルCD → iTunes Store
ついでに
紙の書籍 → 電子書籍
著書の中ではこのような激変の中を生き残るため、マスメディアに対しては、ミドルメディア(対象者 数千~数十万人程度)を目指すことを進めているが、私たちのような小さな会社は何を始めるべきだろうか。
私の個人的意見では、スモールメディア(対象者 数百~数千人程度)作りを目指すことで解決していきたいと考えています。
以前当誌に書かせていただいたことがありましたが、自分ビジネス「500人の人脈作り」の延長でもあります。ビジネス面で信頼できる500人の方と交流できれば、仕事が枯渇することはないというものです。
ただし、500人といえども、高いレベルで関係を続けていくのは簡単ではありません。そこで今活用できるのがソーシャルメディアです。
私はソーシャルメディアを、無料で使える縁作りツールだと位置付けてます。
情報の濃密度は薄い順から Twitter → FaceBook → Blog → Website といったところでしょう。
これからの環境変化に対応するためにも是非「自分メディア」の構築に着手されることをお勧めいたします。












